“サラシア(学名Salacia oblonga, S. reticulata, S. prinoidesなど)は、インド、スリランカなどの東南アジアおよびブラジルなどの熱帯地域に広く分布する高さ2、3メートルに成長するサラシア属デチンムル科の植物です。サラシア・オブロンガ、サラシア・レティキュラータ、サラシア・ブリノイデスなどがあり、土地によっては、ポンコランチ、コタラヒンブツなどと呼ばれています。
古代インド医学のアーユルベーダでは、その根を現代の病名でいうところのリウマチ、喘息、虫さされなどに活用していました。日本では、サラシア・オブロンガの根部に含まれる成分が、血糖値の上昇を抑制し、αグルコシダーゼ阻害活性を持つことや糖尿病の神経障害を引き起こすアルドース還元酵素を阻害する活性作用を有することが、90年代半ばに動物実験で確認されたことにより、健康食品の素材として注目されるようになりました。
サラシア茶の成分
サラシアの根に含まれる「サラシノール」という成分が、糖質の分解を抑制する働きがあることから、ダイエットや肥満防止に効果があるとして注目されています。また、サラシノールが腸内でオリゴ糖を増やす働きも有しているため、増えたオリゴ糖が乳酸菌の働きを活発にすることから便秘にも有効といわれています。
サラシア茶の効能
サラシア茶には、血糖値の上昇を抑制するという効能をはじめとして様々なものがあります。
血糖値を下げる
サラシノール成分が炭水化物消化酵素であるαグリコシターゼの活性を抑制してくれます。そのため炭水化物が小腸で吸収にくくなるので、血糖値の上昇を抑えてくれます。
ダイエット効果
血糖値の上昇を抑え、炭水化物の分解を抑制し、脂肪の燃焼を促進してくるためダイエットに効果的です。
便秘解消
難消化性デキストリンの整腸作用により、便秘解消に効果があるといわれています。
アンチエイジング
抗酸化物質(エピカテキンガレート)が含まれており、美容・アンチエイジングに効果があるといわれています。
※上記はその効果を保証するものではありません。また、個人差があります。
サラシア茶の飲み方
サラシア健茶を作る際は、やかんで沸騰したお湯1~1.5リットルに適量(製品の説明書などを参考にして下さい。)を入れ約8~10分程度、とろ火で充分に煮出してください。
- 濃さは各自お好みに合わせて調整して下さい。
- 急須でお湯を注ぐだけでは有効成分が充分に抽出されません。必ずやかんや鍋を使用して、充分に煮出すのがポイントとなります。
- お食事を取る15分~30分くらい前にお飲みいただくと、より効果が得られます。
- 食前に取る事が難しい場合は、食事と同時でもかまいません。
サラシア茶ご利用上の注意
サラシア茶は副作用の心配はありません。また、お茶という名前がついていますが、カフェインは含まれていないので、子どもから大人まで誰でも安心して飲むことができます。