ユーカリの葉というとコアラが食べる植物として連想する方が多いと思いますが、ユーカリは何もコアラだけが食べるものではありません。
ユーカリの葉から作られたユーカリ茶にはポリフェノールが含まれており、これが活性酸素の働きを抑えて、酸化を防止する働きがあります。
さらに、ユーカリ茶には、カルシウム、鉄などのミネラル類、ビタミンがたっぷり含まれていて、成人病や生活習慣病の予防には、ピッタリの健康茶です。 また、ユーカリ茶は、デトックス茶として人気があり、毎日の健康維持に最適です。そして、ユーカリ茶は、 ほかのお茶と比べてもタンニンが豊富です。しかもユーカリ茶にはカフェインが一切含まれていないので、お子様でも、就寝前でも安心して飲むことができます。
今はユーカリ茶は以前ほどの人気はなくなったような気もしますが、ここでもう一度、ユーカリ茶の効能を見直してみませんか。
ユーカリ茶の成分
ユーカリ茶はお茶などに含まれるタンニンを豊富に含み、その成分中には強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種、エラグ酸が豊富に含まれています。
ユーカリの精油に含まれる成分はミネラル類・タンニン(カテキン類)・カルシウム葉の成分は、SOD(スーパーオキシド・ジムスターゼ)・エラーグ酸などです。
健康茶ユーカリ茶100g中の食品成分
成分名 | 含有量 | 成分名 | 含有量 | 成分名 | 含有量 |
蛋白質 | 0g | 脂質 | 0g | 炭水化物 | 0.1g |
水分 | 99.9g | 灰分 | 0g | カルシウム | 120mg |
リン | 220mg | 鉄 | 8.7mg | ナトリウム | 210mg |
カリウム | 1200mg | ビタミンC | 79mg | ビタミンA効力 | 1800IU |
ビタミンB1 | 0.09mg | ビタミンB2 | 0.72mg | カフェイン | 検出せず |
タンニン | 13.55mg | エネルギー | 0kcal | - | - |
※上記は一例であり、製品により異なります。
ユーカリ茶の効能・効果
ユーカリの葉には殺菌作用があるとされます。ユーカリの葉はオーストラリアの先住民族のあいだでも薬草として頻繁に使われていました。 最近はユーカリの葉から抽出した精油をアロマオイルとしても使うようになっています。また、ユーカリの葉をユーカリ茶にすることで様々な効果が期待できると言われています。
ユーカリ茶のデトックス(解毒力)効果
一般的に知られているものとして、殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用で、風邪や花粉症などによる、鼻づまりの解消や気管の炎症を鎮める効果などが挙げられます。 これらの効果はユーカリの精油に含まれる成分のマグネシウムやナトリウムなどの豊富なミネラル類や、抗酸化作用があるタンニン(カテキン類)、カルシウムなどの働きによるものです。
その他のユーカリ茶の効果
ほかにも解熱作用や血行促進作用、それからガン予防、コレステロール値の低下、ポリフェノールの働きによる老化防止、便秘解消などの効果があるとされています。
ユーカリ茶ダイエット
もう一つユーカリ茶の効能で忘れてはいけないのが、ダイエット効果です。
ユーカリ茶の便秘解消効果がダイエットの大きなカギとなります。そこで大活躍するのがユーカリ茶に含まれるゲンクワニン配糖体という成分なのです。 ゲンクワニン配糖体が神経伝達物質のアセチルコリンの生成を促します。このアセチルコリンが足りなくなると、腸の働きが弱まって便秘になりやすくなるのです。 というわけでユーカリ茶を飲むことで腸の働きが活発になり、毎朝すっきり快便・気分も爽快になるのです。
※上記はその効果を保証するものではありません。また、個人差があります。
ユーカリ茶の飲み方
ユーカリ茶の作り方(茶葉の場合)
急須に茶さじ1杯分のユーカリ茶葉を入れて、150ccの熱湯を注ぎます。
色が付いてきたら飲み頃です。このとき、濃いほうが好きだからと言って、茶葉を分量より多く入れたりしないで下さい。ちゃんと分量は守りましょう。
健康茶ユーカリ茶の作り方(ティーパックの場合)
ユーカリ茶のティーパック1包をやかんなどに入れて、1リットルの熱湯を注ぎます。だいたい2~3分蒸らしたら飲み頃です。
※あくまで一般的な入れ方です。製品の解説書などを参考にしてください。
※ちょっと飲みづらいという人は、はちみつを加えると飲みやすくなります。試してみて下さい。
※上記は一例です。市販品の場合は説明書に従ってください。
ユーカリ茶ご利用上の注意
- ユーカリ茶は、1日2回、朝晩の食後に1杯ずつを目安としてください。
- ユーカリ茶は、妊娠中または授乳中の人、乳幼児は飲まないようにして下さい。
- 病院にかかっている人はユーカリ茶を飲む前に医師に相談してください。
- ユーカリ茶が少しでも体に合わないと思った場合は、すぐに飲むのを中止してください。