番茶の糖尿病への効果

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番茶は糖尿病に効果があるそうです。

お茶の糖尿に対する作用は、かなり以前から、口の渇きを止める「止渇作用」として知られていました。
番茶の糖尿に対する研究は、昭和59年頃から進められてきましたが、当初お茶の成分に何らかの効能があるけれどもそれが何であるかはよくわかりませんでした。

まず、いろいろの分析機器を使用して茶の成分を細かく分類し、それぞれの効能をラットを使い、血液中の血糖値がどのように変わるかを調査したわけです。
その結果、血糖値をさげる働きのある成分は、お茶の葉に含まれているポリサッカライドという成分の一部であることが判明しました。

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ポリサッカライドの効果

ポリサッカライドは、多糖類の一種でインスリンと同じような働きをして血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。血糖値が抑制され、糖尿病の予防や腎不全、緑内障などの合併症を未然に防ぐ効果が期待されています。
また、ポリサッカライドを構成するアラビノースが消化酵素の働きを抑え、体脂肪が燃焼されるのを助けるとされています。

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ポリサッカライドの特徴

ポリサッカライドは水に溶けやすく、熱に弱いので水出しで飲むのが効果的です。さらにポリサッカライドの構成成分リボースは、早く吸収され疲れにくい体を作ったり、筋肉の能力を高める効果があるとされています。

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番茶に多く含まれるポリサッカライド

この成分が最も多く含まれているお茶が、ほうじ茶にも使用されている秋つみの三番茶、秋の番茶だったのです。玉露や新茶といった高級なお茶よりも、庶民的な番茶に効果があるというのはある意味興味深いことです。

ただし、お茶は医薬品ではありませんので、番茶を飲めばすぐに血糖値が下がり、糖尿病が治るということではありません。しかし、体のためにはなるのは間違いありませんから、毎日のお茶として気長に飲まれることをおすすめします。糖分の多い甘いジュースなどよりも健康にはよほどいいですよ。

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