なたまめ茶

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なたまめ茶とは、九州薩摩地方で作られているなたまめから作ったお茶です。
その原料であるなたまめとはマメ科の一年草で、刀豆(トウズ、タチマメ、ナタマメ)、帯刀(タテハキ)とも呼ばれることもあります。なたまめは、夏に白またはピンク色の花を咲かせ、その後にできる実の鞘は非常に大きく30cm〜50cm程にもなります。古来より漢方薬として用いられてきました。近年では、このサイトでも取り上げたとおり、健康食品、健康茶としても一般的に知られるようになってきました。最近ではなたまめのテレビコマーシャルが流れているのをご記憶の方も多いのでは…。

なたまめ茶の成分

なたまめ茶(一例)
なたまめ茶(一例)

なたまめ茶には様々な有効成分が含まれています。その中でも最も有効で重要な成分とされているのがカナバリンとコンカナバリンです。この成分はどちらもタンパク質の一種で、なたまめにのみ含まれている成分です。

カナバリンは膿を体外に排出させる作用を、コンカナバリンは免疫機能の調節や抗炎症作用を持っています。この成分は、花粉症対策や蓄膿症予防に役だってくれるとされています。 その他、なたまめに含まれている様々な有効成分は以下の表に示します。

なたまめの有効成分

コンカナバリンA タンパク質の一種であるレクチンの仲間で、免疫力を高める効能があり、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を緩和するほか  ガン細胞の増殖を抑制する抗ガン作用があるとされています。また、体内にたまると毒素となる尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し代謝する腎機能を強化する働きがあります。
カナバニン アミノ酸の一種で、排膿作用や抗炎症作用、血液の浄化作用、血行促進作用があるとされています。特に排膿作用は有名で、なたまめが歯周病、口臭、蓄膿症、痔に有効と言われのもこの成分の働きによるものだとされています。
アミラーゼ すい液や唾液に含まれる消化酵素の事で、でんぷんやグリコーゲンを分解しデキストリンや麦芽糖などに変化させる働きを持っています。整腸作用や胃の活性化、二日酔いにも有効です。
ウレアーゼ タンパク質から窒素を排泄する尿素を加水分解で二酸化炭素とアンモニアに分解する酵素です。腎臓の機能を活性化し、むくみや血圧の上昇を抑える効能があります。
亜鉛 必須ミネラル16種類のうちの一つで、人間の生命維持に必須な物質です。酵素の活性化や細胞分裂など、人間の生命維持活動のあらゆる面で活躍しています。亜鉛が不足すると細胞分裂を正常に行えなくなり、身体機能が衰えてしまいます。
鉄は貧血や免疫力を高めてくれる効能・効果があります。貧血を予防するほか、免疫力を高め、風邪などの疾患にかかりにくくなります。疲労回復や血色改善にも役立ちます。
カルシウム 脳の活動を促す効能・効果があり、骨や歯の主成分です。骨や歯の原料になるほか、イライラを鎮めたりアレルギー反応を抑えるなどの働きがあります。不足すると骨や歯がもろくなり、骨粗鬆症などの疾患にかかりやすくなります。
カリウム カリウムは人体に不可欠な電解質です。ナトリウムと深い相互関係にあり、ナトリウムとのバランスによって細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりします。また、余分な塩分(ナトリウム)を排出し、むくみを取る働きもあります。
食物繊維 第6の栄養素とも呼ばれ、近年、生活習慣病に対する予防効果が認められている成分です。効能・効果として肥満防止、コレステロールの上昇抑止、血糖値の上昇を抑制、排便を促進、ダイオキシンの排出などがあげられます。
サポニン 配糖体の一種。体内において脂質の酸化を防ぎ、代謝を促進する作用があります。また、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化しないようブロックする働きを持っています。
ポリフェノール 抗酸化物質のひとつで、体内の活性酸素を除去し、動脈硬化や脳こうそくを防ぐ抗酸化作用やホルモンの促進作用があるとされています。

なたまめ茶の効能・効果

歯ぐきの出血や腫れを抑え、腔内環境を改善する

なた豆茶を飲むことで、歯ぐきの腫れや出血などの炎症が比較的早期に改善される傾向があります。これはなた豆茶に含まれるカナバニンという抗炎症成分が働いているからだと考えられます。さらに、なた豆茶には免疫力を高めるコンカナバリンという成分も含まれています。なた豆茶を継続して飲んでいると、歯周病が再発しにくくなる傾向がみられますが、これはコンカナバリンにより免疫力が向上し、口腔内の細菌バランスがよくなるからではないかと言われています。

蓄膿症を改善する

なた豆茶は歯周病だけでなく、蓄膿症にも効果が期待できます。
歯が原因で起こる蓄膿症(歯性上顎洞炎)の治療方法は、原因となっている虫歯を抜き、それでも完治しない場合は手術をします。しかし、できれば手術をしたくないという場合には、なた豆茶を飲み続けるように指導すると、多くのケースで改善がみられたそうです。 この臨床研究は2002年の日本口腔学会でも発表されました。このように、なた豆茶には、蓄膿症にも有効である事が証明されています。

免疫異常にも効果的

なた豆茶に含まれるコンカナバリンが持つ免疫正常化作用により、免疫異常で引き起こる、花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜん息などといったアレルギー症状が改善されることが期待できます。
その他にもなた豆茶には、食物繊維やポリフェノール、鉄分やビタミン、ミネラルなど栄養豊富なので、便秘解消、生活習慣病の改善への効果も期待できます。

なたまめ茶の飲み方

市販品をご利用の場合は、その説明書にしたがって下さい。

なたまめ茶ご利用上の注意点

豆類全般にいえることですが、ナタマメは毒を持っています。 特にタカナタマメ、タチナタマメには毒が多いとされています。食用とするのは白ナタマメといわれる品種ですが、粗悪な健康茶などには注意が必要かもしれません。毒素としては、サポニン、青酸配糖体、有毒性アミノ酸のコンカナバリンAやカナバリンなどが含まれています。

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