ギャバロン茶 の効能・効果

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ギャバロン茶は、緑茶の葉を採取した直後に、窒素ガス、ヘリウムガス、炭酸ガスなどの不活性ガスの中に数時間放置して窒素処理(嫌気処理)します。 その後は煎茶と同じ行程で作られます。
ギャバロン茶はガンマーアミノ酪酸(ギャバ)が豊富にあることから、頭文字を取ってギャバ(GABA)と烏龍茶のロンをくっつけてギャバロン茶と命名されています。
もともとこの処理方法は、アメリカのJ.G.ストリーター氏が、西洋野菜のラディッシュの葉を窒素処理(嫌気処理)したところ、ギャバが増加したという結果を発表したことに始まります。

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窒素処理(嫌気処理)とは

窒素処理(嫌気処理)についてもう少し詳しくいうと、まずお茶の生葉を容器に入れて空気を遮断します。その後窒素などの不活性ガスを注入するという方法です。これを5~6時間続けると、 生葉に含まれているアミノ酸が、葉の酵素の働きでガンマーアミノ酪酸(ギャバ)に変わり、その含有量が大幅に増えるというわけです。
こうした方法で、日本茶、烏龍茶、紅茶に加工したところ、ギャバの含有量は、それぞれ100gあたり200mgにもなります。
こうしてできたギャバを多く含んだお茶を、主に高血圧症のねずみに4週間のませたところ、10~20%程度、血圧を下げることができたという研究報告があります。

このような処理をすると、茶の葉に含まれているアミノ酸からギャバに変わる量が増えてしまうため、お茶の旨みの素であるグルタミン酸に変わる量が減少してしまいます。つまり、 お茶が不味くなってしまうのです。味覚に関する問題なので、個人差が大きいとは思いますが、お茶の味にうるさい「通」の人にとっては通常のお茶と同じように飲むには少々抵抗があるのではと予想できます。 ただ、もう一つの旨み成分であるテアニンはほとんど減っていないということは救いではあります。

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ギャバロン茶の成分

ギャバロン茶には、一般的な緑茶の成分のほかに、窒素処理(嫌気処理)をしたことで、ガンマーアミノ酪酸(ギャバ:GABA)が多量に含まれています。

ギムネマ茶の効能

ギャバロン茶には降圧作用が認められています。健康な人には作用しないようです。ほかに一般的な緑茶の作用もあります。

ギャバロン茶の自然な降圧作用

血圧を下げる医薬品には、うつ病を併発したり、頻脈、狭心症、血糖上昇などさまざまな副作用の心配があります。 しかし、ギャバロン茶のような日常のお茶であれば、ゆるやかで自然な効果が期待できるのです。また、お茶による降圧作用の場合には、低血圧状態になるようなこともありません。 ギャバロン茶の存在意義はこのあたりにあるようです。

※上記はその効果を保証するものではありません。また、個人差があります。

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ギャバロン茶の飲み方

通常の緑茶と同じように作ることができます。また、手軽なティーバッグが市販されているのでそれらを利用するのも良いでしょう。

※上記は一例です。市販品の場合は説明書に従ってください。

ギャバロン茶ご利用上の注意

お茶全般に言えることですが、医薬品ではありませんので、短期的な効果を期待せず、気長に飲み続けることが大切です。飲み続けないと効果は得られないようです。

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